令和元年 第3回定例会 決算総括質問

○6番( 金崎ひさ君 )6番 金崎ひさでございます。議長のお許しをいただきましたので、平成30年度決算の総括質問をする前に、一言お見舞いを申し上げます。8日の深夜に台風15号が葉山町上空を通り過ぎました。先ほど、町長からの報告のとおり、甚大な被害が出ております。亡くなられた方には心より御冥福をお祈りいたします。また、被害に遭われた方々は、停電等も含めて、いまだ状況回復がなされておりません。一刻も早く平常に戻ることを祈るばかりでございます。葉山町としても、今回のことを教訓として、これからの災害対策、防災等のさらなる検討課題が見えてきたことと思います。そのことについては、機会を捉えて質問をしたいと思います。
それでは、平成30年度、議案第19号平成30年度葉山町一般会計歳入歳出決算及び議案20から22号、3特別会計及び議案第23号下水道事業会計決算についての一問一答式で総括質問をさせていただきます。まず、歳出決算額でございますが、一般会計が97億4,196万7,666円、そして3特別会計の合計額が73億6,581万6,218円となっております。合計171億778万382円、そして下水道事業会計の支出決算額が12億9,190万9,583円、計183億9,900万、約184億円の30年度に向けて歳出の総責任者、町長にお伺いいたします。まず、この30年度の1年間を振り返って、御自分も思い入れがあったことと思います。そして予算も立てて、そしてこの歳出の合計額になったわけでございますので、御自分の思い入れがどのように達成したのか。そして、これからも反省すべき点、それからいろいろと思い入れがあると思います。感想を述べていただきたいと思います。私は、決算委員会の委員には今回は入らない予定でございますので、町長・教育長に対する質問というのは、この機会が最後かなと思いますので、ぜひとも今回は、町長・教育長に御答弁をいただきたいというふうに思っております。町長、よろしくお願いいたします。

○町長( 山梨崇仁君 )平成30年度、まず1年間として大きく振り返りますと、民泊の事業が始まりました。また、オリンピックにつきましても、2年目のおもてなしの機会となりました。また、そのほか31年度に向けての、例えばコンビニ交付の件だったりとか、地方創生の件などで、さまざまな仕込みといいますか、準備を行っている段階だったことをよく覚えてございます。そういった点におきましては、中長期的な目をもって行動することがそれなりにできていたというふうに自負もあったところではありますが、物事は終わりよければ全てよしという言葉のとおり、終わりが大事なところにおきまして、年間での事務ミスについてあったことが、私としては非常に大きな30年度の反省点となってございますので、事業そのもの、職員の皆様の活動そのものについては、非常に町民の方々の協力を得ながら順当に行えたところではあったんですが、大切な町役場としての事務ミスがあったことでですね、30年度につきましては大きな反省を残した年度だというふうに考えてございます。その点につきましては、31年度・令和元年の改善を目指して、今、大きな課題としてございますので、引き続きの御指導、御鞭撻をいただければというふうに考えているところです。

○6番( 金崎ひさ君 )事務ミスのお話が町長から出ましたので、監査委員の結びの言葉にございますように、不適切な処理が2件あったと。そして再発防止に努めるようとありますので、それを真摯に受けて来年度に向けての改善をしたいという御反省だと思いますけれども、今回の決算委員会の資料に関しましても、何回も、先ほども政策財政部長から差しかえの御案内がございましたけれども、何回にもわたってミスがありましたという報告を私ども受けております。それから、この数年間ですけれども、ちょっとたるんでるんでないかなというぐらい、いろんなことが、町長も今おっしゃったように事務ミスが続いておりまして、これ職員のせいにしている限りでは直らないと私は前にも申し上げたことがございます。全責任は町長にあるというふうに私思っておりますので、その改善に向けてというふうに真摯な反省をされているのであれば、これからはないかなというふうに思いますけれども。あと、事業に関して、町長の思い入れ、そして達成度、そしてもう少しここをこうすればよかったとかっていうふうなことがございましたら、ここでお伝えください。

○町長( 山梨崇仁君 )事務的なミスにつきましては、昨年度、多かったものが議案の取り下げであったりとか、総会計主義に基づく予算書の記入のミスといった点につきまして、担当レベルというものではなく、私自身のですね、議会の皆様に直接的にも影響する大きなミスだというふうに考えてございますので、そういったミスについては徹底した改善を行わなければならないと考えてございます。このたびも、事務的なといいますか、細かい記入等のミスがございまして、本当に申しわけない気持ちではいっぱいではあるのですが、担当も改善には十分努力をしたところもございますので、引き続き温かい目で見守っていただければなというふうに、今は考えているところです。
事業そのものにつきましては、さまざまな事業がございましたけれども、自分の印象としましては、30年度の中で完結したものもございますし、引き続きというものもございます。それぞれの細かい反省点等もございますし、また、職員の皆様に本当に感謝をしながら褒めてあげたい点もたくさんございますので、一つ一つのそういった課題をですね、ポイントを捉えながら、褒めるところは褒め、しっかり改善するところは改善というふうに、厳しく当たらなければいけないというふうに気を引き締めているところです。

○6番( 金崎ひさ君 )町長のほうから、30年度はこれをやりました、どうです、よかったでしょう、みたいなちょっと自慢の言葉が出るかなと思っておりましたけれども、淡々とこなしたということで、私もずっと決算書を見ていたんですが、30年度の特徴というのは、これをやってよかったなというのが余り見当たらなかったんですね。だから町長自身も行政運営の総責任者として、これを皆さんやりましたよという、何か自慢にできるものがなかった年度なのかなというふうに思います。
そして、じゃあ私のほうから質問をさせていただきますけれども、30年度の懸案事項と私が思っていることというのは、やはり葉山の保育園の事故を受けて、検証委員会の報告書が出ました。そして、それに関してですね、町長が責任を持って被害者の方といいますか、現状、私たち何も報告は受けていないんですけれども、このことに関しては全て終了したというふうに考えてよろしいでしょうか。

○町長( 山梨崇仁君 )まだ終了はしてございません。御遺族の方と今後についてお話し合いをしているところでございます。具体につきましては、賠償の問題がございますので、双方の弁護士を通じて、今お話し合いを重ねているとこでございます。詳細につきましては、福祉部長のほうから後ほどお答えさせていただきます。

○福祉部長( 仲野美幸君 )今、町長からお話があったように、御遺族の方とお話し合いを進めてるところでございますが、御遺族の方とお話し合いは進めているところでございますが、まだいつの時点でというようなところまではいっておりません。

○6番( 金崎ひさ君 )そうすると、お互いに弁護士を立てて話し合っているという状況で、取りつく島はあるということでよろしいわけですか。取りつく島がないようなところまで御報告を受けていたものですから、何ていうんですか、お話し合いが進む可能性がある、見通しがあるというふうに理解してよろしいでしょうか。

○福祉部長( 仲野美幸君 )その点につきましては、町の立場をお話しさせていただいて、今、そちらで御遺族の方で御検討いただいてるという状況でございます。

○6番( 金崎ひさ君 )それではもう1点伺います。10年概成のことについて、あと7年を残すのみでございます。それで、合併処理浄化槽の補助事業が4,216万9,000円の予算化をされておりまして、決算額を見ると1,920万7,000円ぐらいで、結局、2,500万円ぐらいの不用額が出ております。毎回、毎回なんですけれども、合併浄化槽の経費が、不用額がすごく多くて、私はそれを気にしているところでございますが、今回は国も巻き込んで全町を浄化するということで、10年概成という目標を立てているので、つないでいただけないなというふうなことで済ます問題ではないなというふうに思っております。市街化調整区域の水の浄化に関しまして、このようなことでいいのか、そして今後どのような方針を立てるのか。これ、かなり町としては大きな補助金額だというふうに思っておりますけれども、それでも町民は動かないという結果かなというふうに思っておりますけども、そのあたりの感想と、それから今後の町長の…町長が中心になって国とお約束しているわけでございますから責任があると思うんですね。どういうふうに考えているのか、この決算額を見ての御感想をお願いします。

○環境部長( 髙階 歩君 )議員、御指摘いただきましたとおりですね、予算額に比べ、実績としては大変少ない数字にもなってることもございます。要因はいろいろなところにあると思っておりまして、周知の仕方の問題、それから実際の施工する事業者への周知の問題などなどもあろうかと思います。また当然、おうちを所有されている方の改修に対するタイミングみたいなものにも影響しているかと思いますけれども、我々にできることとしてはですね、周知を徹底していくことだと思っております。さまざまな機会を捉えて、住民の皆様へ対する周知はしてまいりました。また、30年度後半でございますけれども、施工者に対する周知という形でですね、広く施工する事業者さんをお集めさせていただいて、ぜひ積極的な営業活動も含めてですね、町民に対する合併処理浄化槽の普及について、事業者さん側からもお願いしたいということを重ねてまいったところでございます。そういったところ、新しい事業者さんも数社取り組みをしていただけてるようなところもございますので、これからも手を緩めることなく、周知とこの合併処理浄化槽を導入することに対する認識を深めていただくように努めてまいりたいと思っております。

○6番( 金崎ひさ君 )下水道事業でございますが、30年度は法適用初年度として公営企業会計になっております。最初のときは本当にどうしようかというぐらいわからなかったんですけれども、だんだんなれてきまして、先が見えてきて、そして見やすくなったような気がいたします。それでですね、13.9ヘクタールの下水道事業を進めていらっしゃいますけれども、30年度。一応、13ヘクタールということが予算でしたので、計画はのっとってるのかなというふうに思いますけれども、結果的には13.9ヘクタールというふうになっておりました。そして、整備済みが352ヘクタールですので、30年度の末としては365.9ヘクタールを下水道の事業進んだというふうに理解しておりますけれども、結局、513ヘクタールをあと7年間でやらなきゃいけない…513ヘクタールのうちの365.9ヘクタールが完了したということで、残りをあと7年間でやらなきゃいけないということで割ってみたら、1年間に21ヘクタールを進めなくては10年概成が達成しないということなんですけれども、このような遅々たる動きで、本当に国とのお約束が進むのかなというのが、非常に思うんです。予算との関連もあると思いますけれども、そのような状況を町長は長い目で見てどのように、下水道事業に関して捉えているか、それをお聞きします。

○環境部長( 髙階 歩君 )御指摘のとおりですね、進捗としてはお話しいただいたとおりでございます。これから先の7年間で割りますとですね、20ヘクタールという数字も出ていることは承知してございます。ただ、3団地の、団地の部分の接続というのが後年2年に予定されておりまして、こちらのウエートが比較的大きいものと考えております。財政計画も含めましてですね、計画的な執行については、おおむね思っているとおり進んでいると思っておりますので、こういった3団地の取り組みも含めての数字と御理解いただきたいと思います。また、3団地につきましては、予定どおり台帳の整備が30年度終了いたしまして、今年後、誤接合調査に入っておりまして、順調に進んでいるということもあわせて御報告させていただきます。

○6番( 金崎ひさ君 )町長にお聞きします。合併処理浄化槽の関係と、それから下水道の、今、3団地のことがありますので、どっとつながるときはつながるのかなというふうに思いますけれども、そのようなことも全て加味して、水の浄化に対する国とのお約束、10年概成、あと残された年数は7年ですが、これを町長は達成するという意気込みを持っていらっしゃるのか。見込みを、町長の思いをお聞かせください。

○町長( 山梨崇仁君 )7年待たずして前倒しでもやりたいという気持ちではございます。ただ、その際におきましては、後半でかなりの工事による下山口地域の方々を中心とした御不便等もありまして、工事が実際に進むかどうかというところが大きな課題だというふうには思ってございますが、町としての気持ちは、なるべく前倒しで早いうちに水の浄化を進めていきたいと考えてございます。また、合併浄化槽を利用される方々につきましても、先ほどのお話のとおり多面的にですね、お願いと推進の営業活動等を行っていくことを、もう少し力を入れていきたいと思ってございますし、それでもというときには、また引き続き力を入れるということについては策を練ってまいりたいというふうに思いますので、同じような10年概成の残る時間の中で、合併処理浄化槽につきましても可能な限りの普及を力を入れていきたいというふうに思っています。

○6番( 金崎ひさ君 )大変、心強い御答弁いただきましたので、ぜひとも自分の言葉に責任を持って、進められることは進めるというふうにしていただきたいというふうに思っております。それから、町長のマニュフェストにもございますけれども、稼ぐ行政という言葉がございます。30年度、稼ぐ行政として成果が上がったのか上がらなかったのか、町長の感想を伺います。

○町長( 山梨崇仁君 )もう8年も前になりますが、その言葉を使って行政で独自の費用を稼げるべきだということは、さまざまな方策を検討はいたしました。その結果、広報の媒体だったりとか、ホームページやクリーンセンターの車などですね、さまざまな広報媒体ができるのではないかというふうに考えたのですが、結果としては余り大きな費用にはならなかった…経費を稼ぐことができなかったというふうに思っていす。その中で、30年度におきましては、ふるさと納税に大きく焦点が当たりまして、葉山町もこれにおくれてはならないということで、ふるさと納税制度の充実を図っているところではありますが、なかなかそれも思うようには進んでないところもございますので、今回、本年度より国の規制も入りまして、ふるさと納税が次の段階に入ったというふうにも考えております。引き続き、商品や見せ方の魅力化を力を入れていくことで、行政としてお金が稼げるように、それは諦めることなく続けてまいりたいなというふうには思っております。

○6番( 金崎ひさ君 )広報を使うのは7万円とか8万円とか、そんな数値が出たこともございまして、これがなぜ稼ぐ行政なんだというふうに言った覚えがあるんですけれども、ふるさと納税に関しましては、やはり進めば進むほど赤字が出るという形を私は思っているんですけれども、やはり国の方針に従って、ふるさと納税を淡々と進めつつ、いつかは赤字が解消できる金額というものがあるというふうに町長は考えていらっしゃるんですか。

○町長( 山梨崇仁君 )税収として入るべき町民税が、仮にこちらの支出だとした場合に、収入としてふるさと納税で全国的にいただける収支の均衡という意味で、まだまだ葉山町は赤字でございます。そういった均衡を、しっかりと収入のほうを多くするということが大きな課題でございますけども、ことしは臨御橋の寄附を募るファウンド型のふるさと納税の利用も今、考えてございます。年末にかけてふるさと納税が多くなる中に、しっかりとそういった宣伝を行うことで、臨御橋という一つのテーマがあるんですけども、総体で見たふるさと納税でお金を稼ぎ、黒字化を図っていきたいというふうにも考えてございますので、まずはそこで力を入れていこうというふうに思います。

○6番( 金崎ひさ君 )ふるさと納税を進めれば進むほど、赤が広がるのかなというふうには思っておりましたけれども、ある程度の納税額にいくと、それが黒字に転じるのであれば、その金額がもし出るのであれば決算委員会のほうに示していただけたら、それを目標額にできるのかなというふうに思います。私はもう本当にやればやるほど赤字になるのだなというふうに、差し引きがね、赤に近くなるんだなというふうに思っておりましたので、もし、それができるのであれば、決算委員会のほうに御報告お願いいたします。
 それで、国民健康保険事業の運営基金についてですけれども、今回は1億円取り崩して、それは保険料軽減のためということで、1億円を取り崩しております。そして9,000万円ぐらい、もう一度基金に積み立てようという予算額でしたが、2億1,000万2,000円の積み立てになりました。やはり、ここのところはですね、30年度は仕方ないんですけれども、次年度に向けて、来年度に向けて、保険料の軽減、実質に軽減するというふうなところに進むのか進まないのか、そのあたりの見通しをお願いします。

○福祉部長( 仲野美幸君 )29年度につきましては、29年度…ごめんなさい、すいません。30年度当初ですね。30年度当初、基金に積み立て分がなかったので9,000万にふやしていただいて、それをすぐ積み立てた形で保険料のほうに繰り入れて、保険料の平準化というところを図ったところです。29年度に医療費が少し多くかかってくるところだったので、毎年、決算時にお願いしている積み立てをしませんでしたので、結果、2億という形が残ったんですけれども、でも、今後につきましては都道府県化になっておりますし、また都道府県化になったことで、支払いの関係で心配はないんですけれども、医療費かかった分、同じ金額入ってくるだけでして、今までのような、皆さんが保険料、健康でいていただいているので、医療費が少なくなったときは保険料から差額が残るということも考えられたんですけども、今後、都道府県化でそれが余り見込めなくなってきているので、余り基金に積んでいくことが難しいのではないかなという、長期的には見ております。そうすると、この先、被保険者が減る中で、また、保険料の平準化というところでは頑張っていきたいんですけれども、残りがもうなくなってますので、それを保険料を下げるということはちょっと難しいかな。平準化だけには努力していきたいというふうに、ずっと思っているところでございます。

○6番( 金崎ひさ君 )システム変更があって、よかったのか悪かったのかわかりませんけれども、本当に負担が大きくて、一般町民の方たちはもう何か放っといてもお金がばたばたと落とされる。それで、これじゃ暮らしていけないみたいなお話も伺っております。軽減できるものであればしたほうがいいというふうには思いますし、単純に私は2億も残るのであれば、もう少し現実的に保険料を下げられたのではないかなという気がしたものですから、質問をさせていただきました。いろいろ御事情はあると思いますので、町民のためになるような施策に移していただけたらというふうに思います。
 教育委員会のことを伺います。教育費は8億7,935万2,271円。これ教育長、御自分の必要な金額というか、自分が運営のために、教育委員会としての行政運営、これに対する町長と同じように感想と、それから何か将来に向けての思いがございましたらお聞かせください。

○教育長( 﨤町和久君 )大変包括的な御質問だと思いますので、全面的にお答えできるかどうかわかりませんけれども、平成30年度について言えば、毎年のことですけれども、この決算の時期に一通り振り返って反省をして、おおむね5つの分野についてそれぞれ異なった課題があり、それぞれ異なった取り組みがあったかなというふうに思っています。1つは教育委員会運営そのものについて。それから2つ目は教育委員会の事務局の組織や活動の強化という面。3つ目は学校教育の改革について。4つ目は学校教育といえばハード面である施設設備の問題について。5つ目は生涯学習の問題について。自分なりにはこんなふうに整理をして、それぞれについて課題があるということは考えました。全体を通じて異なった性質がありまして、新たにやらなければならないことも当然ありますし、積み残してきたものに取り組まなければいけないということもありますし、それから一層強化するという側面もありますので、全体を通して共通にこうだというふうなね、自分の姿勢を打ち出すということは難しいと思います。ただ、言えることは、1つは、やはり課題について着実な対応をこの年はしっかりやることが必要だったし、そういうことをしてきたのかな。逆に言うとですね、この予算総額からもうかがわれるように、ある意味では大がかりな次の事業というようなものが、この年にはそれほどなくて、次の年に向けての準備というんでしょうか、そういったものをする年であったのかなというふうなことを思っています。その上で申し上げれば、一つだけこの段階で申し上げていいなと思ったのは、平成30年の4月から、実は地教行法改正法の全面施行になっているわけですね。それで何が問題かというと、私がちょうど再任された年でありまして、再任された上で新教育長制度が発効した年になります。したがって、教育委員会の最終責任者が従前の教育委員長から教育長にかわり、私がこの教育委員会の活動の活性化のいわば責任を、最終責任を負う形になりました。そのことに伴って何をしなきゃいけないのかということが一つあったかというふうに思います。それからあわせてですね、この改正法の大きな特徴として、これは30年度以前から始まっているわけですけれども、一般行政、特に首長とのですね、協議を綿密にしろというふうなことが、この法律の大きな柱になっているわけですね。総合教育会議がありましたり、あるいは例えばいじめ問題のような緊急事態に関する綿密な協議をしなさいということがあります。このことに関して言うと、協議すること自体、情報共有したり意見共有すること自体は大変重要だと思いますけれども、一方で教育委員会の独立性とね、そういったものに関して、これきっちりけじめをつけなきゃいけないなというところもありまして、活性化し、協議を綿密にし、なおかつそこの独立性をどうやって保持していくのかということに関する課題を背負っていた年になったかなと思います。それ以外のことについていいますと、先ほど言ったように堅実的な運営で、多分、お金のかかる何らかの事業というよりは、職員のいわばソフト的な活動といいましょうか、次の活動を準備したりするような、そういうことが多く行われた年だったかな。その上で、あえて反省といいますと、これは、この年の反省じゃないのかもしれませんけれども、従来から取り組んできた、あるいは取り組まねばならなかったことに関して、やはり始発時期が、全体としては少しずつ、全てのあらゆる面ででしょうかね、おくれてきているな。そして、この年に取り組んだ準備活動等についても、決して私が当初願ったほどスピードがアップしたわけでもないと。ただ、全然手がけなかったわけではありませんけれども、今後に向けて、やはりスピードアップ、タイムリーな取り組みへの時間的な課題というのを多く残したかなと思います。簡単でございますが、そんなとこでございます。

○6番( 金崎ひさ君 )30年4月から法改正になって、教育長の責任が本当に独自性をもってしっかりしろという法改正だと私は思っております。それで、前年度の10億2,499万円の教育費が、結局、予算額を9億3,910万4,000円に1億ぐらい下げてるわけですよね。予算額が。そしてさらにですね、決算額、30年度の決算額というのは、8億7,900万円で不用額を6,000万円近く出しているわけですよ。それで、この不用額を出した、執行率が93.6%なので、当たり前といえば当たり前の金額かもしれませんけれども、私としては、もっと使い道があったのではないかなというふうに考えております。と申しますのは、平成30年の9月に教育民生常任委員会のほうから学校施設が本当にひどいぞということで、学校見学をして、そしてその報告書を教育長に出しております。これは30年度の予算執行の途中でございますので、見込みが立たなかったとは思いますけれども、決算額が出るまでは見込みが立たなかったとは思いますが、6,000万あればどこか1校トイレをきれいにできたのではないかなと私は思っているんですけれども、そのような反省の弁は出るかなと思ったんですけど、出ませんでしたが、教育長、議会のほうから学校施設に関する報告書が出ているのは十分承知をされておりますか。

○教育長( 﨤町和久君 )今の答弁に関して言うと、全体を通しての、平成30年度全体の姿勢の話というふうに受け取りましたので、個々には言及いたしませんでした。学校教育のいわばハード面というふうに申し上げましたけど、施設設備の問題に関して、これ劣化状況が相当なものである、深刻であるということは重々承知をしておりますし、平成30年の夏の時期に二度にわたって教育民生常任委員会のお声がけのもと、議員さん方が6学校を視察されまして、るる点検された上で、さまざまな箇所の御指摘をいただいたことも重々承知をしております。その中で、その年のうちに、報告を以前、一覧の形にしてお示しをしたと思いますけれども、できることについてはその年のうちに対応し、それ以外の次年度回しの課題については今年度予算で、それからさらに長期的な検討を要するもの、例えばトイレのことについても、緊急対応で修繕や部分修理のことについては即対応させていただきましたけれども、躯体そのものを全面的に更改するようなことに関しては、その
建物全体の、いわば躯体全体の更新とか大規模改修とか、そういった見通しを抜きにしてやるのは難しかろうという判断をして、いわばFM会議的な議題として、その中にどう繰り込めるのかというふうな話にしたところでございます。結果だけから言えば、確かに不用額が多かったというようなことは事実でございますので、それも反省点かと思いますけれども、この問題については大変苦慮していることは事実でございまして、できるだけ早い段階で計画段階に繰り込みたいなというふうに思っております。

○6番( 金崎ひさ君 )決算審査をする大きな目的は、その反省を踏まえて次年度、ですから来年度の予算にどのように組み込むかというのを考えていただきたいというのが、議会の思いだというふうに思っております。それで、先ほど申し上げましたように、30年度は6,000万近いお金が不用額が出、そして議会からの要求も十分承知をしていて、検討課題だというふうに教育長自身も思っていらっしゃる。そして予算額も29年度に比べて30年度は1億円も下げている。そして、じゃあ今度の平成2年度の予算額はどうするのかというところを、十分に独自性を持って教育長が示していかなければいけないのではないかなというふうに思いますけれども、そのあたりのところまで、決算を終わった後に考えるのかもしれませんけれども、今、思い入れがありましたらお伝えください。

○教育長( 﨤町和久君 )最初の答弁のときに少しお答えをしましたけれども、全体としては、この平成30年度というのは特定の事業に大きなお金をかけるというようなことにはならなかった。むしろ、少し、今御指摘ただいた話題とずれちゃうところもあるんですけれども、例えば図書館のあり方検討委員会をつくるとか、スポーツ推進審議会をつくるとか、生涯学習面でそういうことがあり、それからFM会議で行われるところのみんなの公共施設未来プロジェクト、これに教育施設の問題をどう繰り込むかということに関して精力的に協議を始めた、そういう年になったかと思います。したがって、次の年以降にこういった問題を具体的にどういう事業にしていくのかということを準備する年だった。それがことし、私自身も絶対額としては決して多いというふうには思っていませんので、そういう年だったかなと思っています。今後については、簡単に、特に大きなプロジェクト絡みの、そうですね、具体的な額は何とも言えませんけれども、何億円とかっていうようなことに関して、簡単には今、口出しはできないところもありますけれども、しっかりやっぱり計画の中に繰り込んで、必要なときにそういう予算立てをしていくことは、当然必要だというふうに思っております。

○6番( 金崎ひさ君 )期待をいたしております。それで、一つネックになっているのかなと私は勝手に考えているんですけれども、学校統合の件に関して、教育長からまだ何も御答弁いただいてないのですが、葉山町では中学校を1校にして小学校を2校にしてというふうなお話もどこかで承っております。そのような統合に関する話し合いというのは、水面下でなされているのか、いないのか。ですから、勝手に統合を済ませないと、この学校のトイレをきれいにするのは、何千万もかけてきれいにするのは無駄になるかもしれないというおそれがあって、なかなか踏み込めないのか。そのあたりのところだけお聞きします。

○教育長( 﨤町和久君 )踏み込めないというふうな率直なお尋ねですので、そのことに関して言えば、一つはやっぱりあれですね、劣化診断の結果を受けてどこがどのくらいもつのかって見通しがはっきりしない。これがはっきりした上で、初めて再編統合のハード面での見通しに関する議論ができるかなというふうに思っています。一方、ソフト面というんでしょうか。学校教育内在的な価値の追求という意味でね、例えば一貫校をつくるのがいいかどうかというようなことに関して言えば、これはその問題とは相対的に切り離してやることはできます。既に水面下と言っていいのかどうかわかりませんけれども、職員同士の、要するに単一課がばらばらに、施設は施設とか、教育は教育でやるのではなくてね、統合的な話し合いを持つという意味でのスタートはしてございます。ただ、これに関して、今言ったようにどの建物がいつまでという見通しを踏まえて、さらに深化させることはできる課題でもありますし、それから、この議論を深化させる上で、いかに実際にそういう対象になる利害関係者、広い意味での町民ですけれども、どういうふうに説明をし、理解していただくのかということに関する、やっぱり準備段階も必要だと思います。以前の議会答弁の中で使った言葉で言いますと、今、コミュニティースクールというふうに、私は強く考えておりますけれども、まず、コミュニティースクール化というのをしっかり準備をして、そういう意味で、地域の学校運営にきちっとかかわっていただける方たちと、学校をともにつくるというふうなスタイルを各校6校とも確立をして、これは比較的短い期間、早ければ2年後ぐらいに最初の指定をしようかなというふうに思っておりますけれども、これをきっちりやり切った上で、そういう場での話し合いというのを住民の皆さんと理解を共有するような場として活用した上で、私たちが、いわば水面下で進めている研究作業ですよね。研究作業と接合する。その場で説明して御理解いただいてというふうなことを、最初の浸透のスタート、ステップにしたいなというふうに考えております。

○6番( 金崎ひさ君 )ほとんどの公共施設が教育委員会関係だということで、劣化診断を2年に分けないで早めろというふうな、議会としての申し入れをしたこともあったように思い出しました。ですから、劣化診断を同時に、それが終わらないと事が進まないということがネックになっているとしたら、本当に子供はとてもかわいそう。トイレの状況が悪い学校というのは、やはり文化の面でも葉山町として誇れることではないというふうに思いますので、ぜひとも不用額を出すぐらいであれば、そのあたりを進めていただけたらなというのが私の決算の数字を見た感想でございます。
 以上で、早いですけれども、総括質問でございますので、また微に入り細に入りは決算委員会のほうで委員が質問をされたのを、私は傍聴をして感想をまた持ちたいというふうに思っておりますので、きょうはありがとうございました。これで私の総括質問を終わります。ありがとうございました。

2019/09/11